匹練(読み)ひつれん

精選版 日本国語大辞典 「匹練」の意味・読み・例文・類語

ひつ‐れん【匹練】

〘名〙
一匹(いっぴき)練絹(ねりぎぬ)
※新編覆醤続集(1676)一・遊観「行雁牽長縄、群鷺舒匹練
② 滝や湖の表面などが①の形に似ているさまを形容していう。
※自然と人生(1900)〈徳富蘆花〉自然に対する五分時「纔(わづ)かに匹練(ヒツレン)を露はすは榛名湖水」 〔蘇軾‐同柳子玉遊鶴林招隠酔帰呈景純詩〕

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普及版 字通 「匹練」の読み・字形・画数・意味

【匹練】ひつれん

ねり絹。瀑布にたとえる。宋・軾〔柳子玉と同(とも)に鶴林・招隠に遊ぶ~〕詩 巖頭の匹、天をねて淨(きよ)く 泉底の眞珠、客に濺(そそ)ぎて

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