じゅう‐いち ジフ‥【十一】
〘名〙
① 数の名。一〇に一を加えた数。
② 一一歳。
③ カッコウ科の鳥。
全長約三〇センチメートル。体の上面は
光沢のある
黒色、下面は白いが胸のあたりは淡
赤褐色を帯びる。尾に黒帯があり先端は赤褐色。
山地の
森林にすみ、ガの
幼虫などを
捕食。巣は作らず、
コルリ、
オオルリなどの巣に卵を託し、
抱卵、
育雛(いくすう)させる。アジア南東部に
分布。
日本では本州以北で繁殖する
夏鳥。「ジュウイチー」と鳴くことに
由来し、俗に「十一」の字をあて、また、この声を「ジヒシーン」ときいて慈悲心鳥とも呼ばれる。《季・夏》 〔物品識名(1809)〕
と‐いち【十一】
〘名〙
※マイクとともに(1952)〈
藤倉修一〉探訪夜話「十イチ、月サン(
十日で一割、月に
三割の
高利貸)のヤミ金融業」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「十一」の意味・読み・例文・類語
じゅういち〔ジフイチ〕
カッコウ科の鳥。全長約32センチ。頭・背は黒っぽい灰色、腹は赤褐色。日本では夏鳥で、他の鳥の巣に托卵する。名は鳴き声に由来。慈悲心鳥。《季 夏》「―の遠のく十も一の音も/爽雨」
[補説]「十一」とも当てて書く。
と‐いち【十一】
1 10日で1割という高利。
2 花札で、10点札1枚のほかはかす札ばかりの手役。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
普及版 字通
「十一」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
十一 (ジュウイチ)
学名:Cuculus fugax
動物。ホトトギス科の渡り鳥
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報