十番切り(読み)ジュウバンギリ

デジタル大辞泉 「十番切り」の意味・読み・例文・類語

じゅうばん‐ぎり〔ジフバン‐〕【十番切り/十番斬り】

果たし合いで10人を斬り倒すこと。特に、曽我兄弟が父のかたきを討ち取ったのち、10人の敵を斬り倒したこと。
曽我兄弟の十番斬りを扱った脚本演劇など。幸若舞曲が最初で、のち、の「夜討曽我」や歌舞伎浄瑠璃にも取り入れられた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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