千光院(読み)せんこういん

精選版 日本国語大辞典 「千光院」の意味・読み・例文・類語

せんこう‐いん センクヮウヰン【千光院】

[一] 香川県高松市屋島東町にある真言宗御室派の寺、屋島寺の称号。奈良時代、鑑真創建。のち弘仁元年(八一〇)空海が再建したと伝えられる。文治元年(一一八五源平の屋島の戦いゆかりの品々を所蔵する。
[二] 滋賀県大津市坂本の比叡山延暦寺の東塔西谷にあった一院。宇多天皇灌頂(かんじょう)のときに延最院の院主が建立。のち円乗院(円城院とも)と改号

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android