千声(読み)ちごえ

精選版 日本国語大辞典 「千声」の意味・読み・例文・類語

ち‐ごえ ‥ごゑ【千声】

〘名〙
多くの声。また、多くの音。
堀河百首(1105‐06頃)秋「わぎもこが手玉ゆらに打つ衣 千こゑになりぬ夜の長ければ〈源師時〉」
千代を祝う声。長寿を祝う声。
※光悦本謡曲・志賀(1519頃)「志賀・唐崎松風までも、千声の春ののどけさよ」

せん‐せい【千声】

〘名〙 多くの物音。静けさをかき乱すいろいろの物音や声。
※和漢朗詠(1018頃)上「八月九月正に長き夜、千声万声了む時なし〈白居易〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「千声」の読み・字形・画数・意味

【千声】せんせい

多くの声。

字通「千」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android