千慮（読み）せんりょ

精選版 日本国語大辞典

せん‐りょ【千慮】

〘名〙 あれこれと考えをめぐらすこと。十分に配慮すること。さまざまの思慮。多くの考え。

※十訓抄（1252）三「愚なるものも千慮に一徳あり」

※新聞雑誌‐四三号・明治五年（1872）五月「千慮万思して遂に之を発明せりと」 〔漢書‐韓信伝〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

せん‐りょ【千慮】

いろいろと考えをめぐらすこと。
[類語]考慮・勘案・考察・考え・勘定・顧慮・熟慮・熟考・考量・商量・思量・省察・思慮・長考・深慮・千思万考・再考・叡慮・一考・愚考

出典　小学館

普及版 字通

【千慮】せんりよ

いろいろ考える。〔晏子、雑下十八〕嬰(えい)之れを聞けり、人千慮するも、必ず一失り。愚人千慮すれば、必ず一得りと。

字通「千」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」