千日手(読み)センニチテ

デジタル大辞泉 「千日手」の意味・読み・例文・類語

せんにち‐て【千日手】

将棋で、同一局面が4回現れること。この状態になると無勝負となり、初めから指し直す。ただし、連続して王手をかけ続けて千日手が成立した場合は、王手をかけていた側の負けとなる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「千日手」の意味・わかりやすい解説

千日手
せんにちて

将棋やチェスで同じ手順を繰返し,いつまでも局面が進展しない状態をいう。現行の将棋規則では,同一局面が4回現れたとき千日手が成立し無勝負となる。ただし連続王手の場合は,攻めているほうが手を変えなければならない。チェスでは同じ局面が3度生じるか,自分の駒を動かすことによって次に同じ局面が3度生じることを申立てた場合で,引分けとなる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の千日手の言及

【将棋】より

…(6)(7)(8)を将棋の三大禁手といい,これを犯すと通常負けとなる。(9)同じ手順を繰り返し,同一局面が4度目に生じたときは,千日手(せんにちて)といって無勝負になる。ただし連続王手の場合は攻めているほうが手を変えなければならない。…

※「千日手」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android