千早峠(読み)ちはやとうげ

日本歴史地名大系 「千早峠」の解説

千早峠
ちはやとうげ

五條市北山きたやま町と大阪府河内長野かわちながの市との境界にあり、標高約八〇〇メートル。千早越(五条峠)ともいう。五条から千早(大阪府南河内郡千早赤阪村)経由富田林とんだばやし(大阪府富田林市)または長野町(河内長野市)を結ぶ最短直線的交通路として古くから利用された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「千早峠」の意味・わかりやすい解説

千早峠
ちはやとうげ

大阪府河内長野市と奈良県五條市の境にある峠。標高 780m。金剛山地南端を横切る千里街道上にあり,南北朝時代河内大和吉野を結ぶ交通路として重要であった。付近には千早城跡などの史跡が多い。現在は峠の南西に金剛トンネルが開通国道 310号線が通る。

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