千歯こき(読み)せんばこき

旺文社日本史事典 三訂版 「千歯こき」の解説

千歯こき
せんばこき

江戸中期以降普及した脱穀
従来の扱箸 (こきばし) に代わり,竹の歯を10本ぐらい櫛の歯のように並べたもので,のちには歯数も増し,歯も鉄製になった。稲こきが寡婦の雇われ仕事であったのが,千歯こきの出現以後不要となったので「後家倒し」の異名をもった。

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防府市歴史用語集 「千歯こき」の解説

千歯こき

 江戸時代中期以降に広まった脱穀[だっこく]器のひとつです。竹の歯を10本ぐらいくしの歯のように並べたもので、後には歯数も増し、鉄製になりました。歯の部分稲穂をかけて引き、籾[もみ]をはずします。

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