千葉 胤次(読み)チバ タネツグ

20世紀日本人名事典 「千葉 胤次」の解説

千葉 胤次
チバ タネツグ

大正・昭和期の弓道家 弓道範士(10段)。



生年
明治27(1894)年1月2日

没年
昭和34(1959)年7月6日

出生地
宮城県

別名
号=宏斉

学歴〔年〕
早稲田大学

経歴
6歳より柳生心眼流柔術を学び、13歳で講道館に入門し、柔道6段となる。また9歳より弓道の日置流を学び、のち小笠原清道師の門に入り、小笠原流弓道、礼法を修める。昭和4年大日本武徳会から弓道教士、13年範士の称号を授与される。15年の紀元2600年奉祝天覧演武大会に弓道の参加を実現させる。この間、東京市に勤め、電気局秘書、労働課長、目黒区などの区長、市議会事務局長などを経て大政翼賛会局長となり、終戦と同時に退官。また武道振興会委員、国民体育審議会委員、宮内省師範、全日本弓道連盟会長など、多くの役職を歴任した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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