協力的脅威削減計画(読み)きょうりょくてききょういさくげんけいかく(英語表記)Cooperative Threat Reduction; CTR

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「協力的脅威削減計画」の意味・わかりやすい解説

協力的脅威削減計画
きょうりょくてききょういさくげんけいかく
Cooperative Threat Reduction; CTR

旧ソ連の各共和国が保有する大量破壊兵器脅威を削減し拡散を防止するため,アメリカが 1992年から行なっている支援計画。法案提出者であるアメリカ上院議員サム・ナン (民主党) とリチャード・ルガー (共和党) の名をとりナン・ルガー法とも呼ばれる。ロシアウクライナベラルーシ,カザフスタンの核保有4ヵ国に対し,核兵器の安全管理や解体のための財政援助として毎年3~4億ドルを支出。援助内容としては軍需産業の民需転換や環境保護まで広がっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android