南喜一(読み)みなみ きいち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「南喜一」の解説

南喜一 みなみ-きいち

1893-1970 大正-昭和時代の労働運動家,実業家
明治26年2月19日生まれ。亀戸(かめいど)事件で弟の吉村光治(こうじ)が虐殺され,労働運動にはいる。共産党員として活動するが,三・一五事件で検挙され転向水野成夫(しげお)と大日本再生製紙を創立し,昭和20年国策パルプと合併専務をへて38年会長となった。粋人で「ガマの聖談」の著がある。昭和45年1月30日死去。76歳。石川県出身。早大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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