南山城村(読み)みなみやましろむら

日本歴史地名大系 「南山城村」の解説

南山城村
みなみやましろむら

面積:六三・七一平方キロ

相楽郡の東南端に位置し、東は三重阿山あやましまはら村・滋賀甲賀こうが信楽しがらき町、西は笠置かさぎ町、南は奈良市と奈良県添上そえかみつき村、北は和束わづか町に接する。村域は笠置山地の東部を占め、全面積の八割が山林で、耕地は少ない。伊賀盆地を西流する伊賀川(長田川ともいう)大和高原を北流してきた名張なばり川は、夢絃むげん峡で合流して木津きづ川となり、西へ流れる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「南山城村」の意味・わかりやすい解説

南山城〔村〕
みなみやましろ

京都府南東端の村。滋賀,三重,奈良の3県に接する。 1955年高山,大河原の2村が合体して成立。木津川名張川の合流する谷と,信楽山地,大和高原の山地から成る。農林業が主産業で,特に茶業が重要。明治初年の開拓地として知られる北部童仙房では,野菜類の抑制栽培が行われる。南部名張川には 1969年完成の高山ダムや夢絃峡がある。国道 163号線 (伊賀街道) に沿って JR関西本線が通る。面積 64.11km2人口 2391(2020)。

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