南海電気鉄道[株](読み)なんかいでんきてつどう

百科事典マイペディア 「南海電気鉄道[株]」の意味・わかりやすい解説

南海電気鉄道[株]【なんかいでんきてつどう】

大阪市南郊から和歌山・高野山方面に路線網をもつ大手私鉄。南海電車と愛称。1925年設立の高野山電気鉄道が1947年旧南海鉄道(1895年設立,1944年関西急行鉄道と合併し近畿日本鉄道の一部となる)の路線を近畿日本鉄道から譲り受け,改称。南海本線難波〜和歌山市),高野線(汐見橋〜極楽橋)などの路線を営業,また関西国際空港へも空港線で乗り入れている。延長169.1km。ほかにバス,不動産などを兼業。都心再開発地区のなんばパークスは業績好調。本社大阪。子会社に阪堺電気軌道がある。2011年資本金637億円,2011年3月期売上高1861億円。売上構成(%)は,運輸業45,不動産業13,流通業12,レジャー・サービス業13,建設業16。

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