単純脂質(読み)たんじゅんししつ

精選版 日本国語大辞典 「単純脂質」の意味・読み・例文・類語

たんじゅん‐ししつ【単純脂質】

〘名〙 脂質一種炭素水素酸素からなる。グリセリン脂肪酸の結合した中性脂肪が代表的な例。→複合脂質

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デジタル大辞泉 「単純脂質」の意味・読み・例文・類語

たんじゅん‐ししつ【単純脂質】

脂肪酸アルコールのみからなる脂質燐酸糖類窒素化合物などを含む複合脂質に対していう。

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栄養・生化学辞典 「単純脂質」の解説

単純脂質

 脂肪酸とアルコールのエステル.主なものにトリアシルグリセロールとろうがある.これらにリン酸塩基などが結合すると複合脂質とよばれる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の単純脂質の言及

【脂質】より


[脂質の分類]
 脂質の分類はさまざま試みられているが,ここでは古くから行われている分類を挙げておく。(1)単純脂質simple lipid 脂肪酸とアルコールのエステル。これには脂肪,蠟,ステロールエステルなどが含まれる。…

※「単純脂質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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