博覧(読み)はくらん

精選版 日本国語大辞典 「博覧」の意味・読み・例文・類語

はく‐らん【博覧】

〘名〙
① (形動) ひろく書物を読んだり、見聞したりして物事をよく知っていること。また、そのさま。
江談抄(1111頃)六「両家博覧殆勝季善歟」
日葡辞書(1603‐04)「Facuranno(ハクランノ) ヒト」 〔漢書‐成帝紀賛〕
② (━する) ひろく一般の人々が見ること。
※新聞雑誌‐三二号・明治五年(1872)二月「京摂其他諸州を廻り到る処衆人の博覧(ハクラン)に供し」

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デジタル大辞泉 「博覧」の意味・読み・例文・類語

はく‐らん【博覧】

広く書物を読んだり見聞したりして、物事をよく知っていること。
広く一般の人々が見ること。「博覧に供する」
[類語](1博学博識物知り該博生き字引有識蘊蓄学識造詣学問教養知識学殖素養碩学篤学博覧強記/(2閲覧回覧縦覧巡覧総覧借覧

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普及版 字通 「博覧」の読み・字形・画数・意味

【博覧】はくらん

ひろく見聞する。〔後漢書、王充伝〕充、少(わかく)して、~業を太學に受け、扶風班彪(はんひう)に師事す。覽を好みて、句を守らず。~に衆百家の言にす。

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