印明(読み)いんみょう

精選版 日本国語大辞典 「印明」の意味・読み・例文・類語

いん‐みょう ‥ミャウ【印明】

〘名〙 仏語印契(いんげい)真言。手に印契を結ぶことと、口に真言をとなえること。真言密教で説く三密の前二つ。→三密三業(さんごう)
※持宝金剛念誦次第(835頃)「次大海印明、次宝山印明、即決如来拳印
平家(13C前)一〇「我昔薩埵(さった)にあひてまのあたりことごとく印明を伝ふ」

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デジタル大辞泉 「印明」の意味・読み・例文・類語

いん‐みょう〔‐ミヤウ〕【印明】

仏語。手に結ぶ印相と、口に唱える明呪みょうじゅすなわち真言。真言密教で説く三密のうちの二つ。

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