厚狭(読み)あさ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「厚狭」の意味・わかりやすい解説

厚狭
あさ

山口県南西部、山陽小野田市の一地区。旧厚狭町は1956年(昭和31)に山陽町となり、山陽町は2005年(平成17)小野田市と合併して山陽小野田市となった。厚狭盆地は広く条里遺構が残り、古代厚狭郷の地。近世山陽道宿駅、市場(いちば)町として発達した。赤間硯(すずり)原石産地。JR山陽本線と美袮(みね)線が分かれる交通の要地でもある。1999年には山陽新幹線厚狭駅が開業した。

[編集部]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「厚狭」の意味・わかりやすい解説

厚狭
あさ

山口県南西部の盆地にある山陽小野田市東部の旧町域。 1956年埴生町と合体して山陽町となり,2005年小野田市と合体して山陽小野田市となった。厚狭川の中流域にあり,古代長門の政治の一中心地。その後山陽道 (国道2号線) に沿う市場町として栄えた。 JR山陽本線厚狭駅から美祢線が分岐する。

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世界大百科事典(旧版)内の厚狭の言及

【山陽[町]】より

…山口県南西部,厚狭(あさ)郡の町。1956年厚狭町と埴生(はぶ)町が合体,改称。…

※「厚狭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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