原田義人(読み)はらだ よしと

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「原田義人」の解説

原田義人 はらだ-よしと

1918-1960 昭和時代後期のドイツ文学者。
大正7年8月5日生まれ。昭和23年加藤周一らと「方舟(はこぶね)」を発行,編集を担当する。29年ハンブルク大日本語講師としてドイツにわたる。カフカ,ブロッホらに関心をもち,ドイツ現代文学を紹介した。母校東大の教授となって1ヵ月後の昭和35年8月1日死去。41歳。遺著に「反神話の季節」。東京出身。著訳書に「現代ドイツ文学論」,カフカ「審判」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android