厠の神(読み)カワヤノカミ

デジタル大辞泉 「厠の神」の意味・読み・例文・類語

かわや‐の‐かみ〔かはや‐〕【×厠の神】

厠を守護する神。卜部うらべ神道では埴山毘売命はにやまひめのみこと水波能売神みずはのめのかみ二神

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「厠の神」の意味・読み・例文・類語

かわや【厠】 の 神(かみ)

厠を守護するといわれる神。卜部(うらべ)の神道では埴山姫神(はにやまひめのかみ)と水罔女神(みずはのめのかみ)のこと、仏家密教または禅家)では烏芻沙摩明王(うすさまみょうおう)のこととする。民間では、水の神信仰に結びつき、また、お産と関係あるものとして信仰される。〔和爾雅(1688)〕

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