厳君(読み)げんくん

精選版 日本国語大辞典 「厳君」の意味・読み・例文・類語

げん‐くん【厳君】

〘名〙
① 父と母。〔易経疏‐下経家人〕
他人の父の敬称。ちちぎみ。大人。〔色葉字類抄(1177‐81)〕

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デジタル大辞泉 「厳君」の意味・読み・例文・類語

げん‐くん【厳君】

他人の父を敬っていう語。父君
[類語]父御ちちご御親父ごしんぷ尊父厳父父君ふくん令尊

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「厳君」の読み・字形・画数・意味

【厳君】げんくん

威厳ある王、また、父。〔後漢書、張湛伝〕矜嚴(きやうげん)にして禮を好み、動止則り。幽室に居處するも、必ず自ら修整し、妻子ふと雖も、嚴君の(ごと)し。黨に在るにんでは、詳言正色す。

字通「厳」の項目を見る

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