(読み)へた

精選版 日本国語大辞典 「厴」の意味・読み・例文・類語

へた【厴】

〘名〙 腹足類の殻口を閉じる板状構造物。後足上面につき、軟体部を貝殻内に引っこめた時に殻口を閉じる役をする。有機性の薄いものと貝殻状の厚いものとがある。形は多旋型・同心円型・葉状型・偏心型などいろいろあり、系統的に変化している。また、スイショウガイのものは爪状にとがり、これを地面に引っかけて跳躍する。蓋(ふた)。〔和漢三才図会(1712)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「厴」の意味・読み・例文・類語

へた【×厴】

巻き貝の殻口を閉じる板状のふた。「栄螺さざえ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android