叉手・小網(読み)さで

精選版 日本国語大辞典 「叉手・小網」の意味・読み・例文・類語

さ‐で【叉手・小網】

〘名〙 掬網(すくいあみ)一つ。交差させた竹や木に網を張ったもの。また、細い竹や木で輪を作り、平たく網を張って柄を付けたもの。さであみ。すくいあみ。
万葉(8C後)九・一七一七「三川(みつかは)淵瀬もおちず左提(サデ)さすに衣手濡れぬ干す児は無しに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android