双魚(読み)ソウギョ

デジタル大辞泉 「双魚」の意味・読み・例文・類語

そう‐ぎょ〔サウ‐〕【双魚】

2匹の魚。
《遠来の客が置いていった2匹のこい腹中手紙があったという「古楽府こがふ」の故事から》手紙のこと。双鯉そうり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「双魚」の意味・読み・例文・類語

そう‐ぎょ サウ‥【双魚】

〘名〙
① 二尾の魚。
※十訓抄(1252)一「双魚難鳳池之浪、扁鵲豈入雞林之雲
② (二尾の鯉の腹の中から手紙が出てきたという「古楽府‐飲馬長城窟行」の「客従遠方来、遺双鯉、呼児烹鯉魚、中有尺素書、長跪読素書、書中竟何如、上有餐食、下有長相憶」による) 手紙。書簡。双鯉(そうり)
※篁園全集(1844)二・寄懐友生「秋江雨暗双魚遠、晩樹風高独鳥還」 〔白居易‐送客之湖南〕

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普及版 字通 「双魚」の読み・字形・画数・意味

【双魚】そうぎよ

双鯉。

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