反故(読み)ホゴ

デジタル大辞泉 「反故」の意味・読み・例文・類語

ほ‐ご【故/古】

書きそこなったりして不要になった紙。ほご紙。ほうご。ほぐ。
役に立たなくなった物事
[類語]解約取り消すキャンセル破談破約撤回白紙撤回願い下げ取り下げる引っ込める白紙に返す

ほう‐ぐ【故/古】

ほご(反故)」に同じ。
「さすが積もりにける―なれば、多くて」〈右京大夫集詞書

ほん‐ご【反故/反古】

ほご(反故)」に同じ。
証文などは―にまぎれて」〈都鄙問答・一〉

ほう‐ご【故/古】

ほご(反故)」に同じ。
「残し置かじと思ふ―など」〈徒然・二九〉

ほん‐ぐ【反故/反古】

ほご(反故)」に同じ。
「人に紙、―など乞ひ集め」〈発心集

ほ‐ぐ【故/古】

ほご(反故)」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「反故」の読み・字形・画数・意味

【反故】はんこ・ほご

故紙。裏返しの紙。〔南斉書、沈士伝〕篤學にしてまず。火にひて、書數千卷を燒く。士年十をぎ、耳目なり。手づから反故を以て抄寫し、~、復(ま)た二三千卷をす。~時人以て身靜(せいこく)の致すと爲すなり。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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