反正(読み)はんせい

精選版 日本国語大辞典 「反正」の意味・読み・例文・類語

はん‐せい【反正】

〘名〙 (「春秋公羊伝‐哀公一四年」の「君子曷為為春秋、撥乱世諸正、莫諸春秋」による) 正しい状態にかえすこと。また、正しい状態にかえること。特に、世の中を正しくすること。政治を正すこと。→撥乱反正。〔文明本節用集(室町中)〕 〔詩経序‐衛風・氓〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「反正」の意味・読み・例文・類語

はん‐せい【反正】

正しい状態にかえすこと。また、正しい状態にかえること。
「―の御一新たるべきか」〈公議所日誌一八

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「反正」の読み・字形・画数・意味

【反正】はんせい

正にたちもどる。〔公羊伝、哀十四年〕君子、曷爲(なんす)れぞ春秋を爲(をさ)むるや。亂世を撥(をさ)めて(こ)れを正に反すは、春秋よりきは(な)し。

字通「反」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android