デジタル大辞泉
「反覆」の意味・読み・例文・類語
はん‐ぷく【反覆】
[名](スル)《「はんぶく」とも》
1 心変わりして約束などを破ること。裏切ること。
「一旦責任問題が持ち上がって、自分の―を詰られた時ですら」〈漱石・坑夫〉
2 「反復1」に同じ。
「念仏は次の日も同一に―された」〈長塚・土〉
3 くつがえすこと。ひっくりかえること。反転。
「天地は―することありとも」〈読・近世説美少年録・二〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
はん‐ぷく【反覆】
〘名〙 (「はんぶく」とも)
① 元にもどること。また、元にもどすこと。〔
史記‐屈
原伝〕
② うらがえしになること。ひっくりかえること。また、うらがえすこと。ひっくりかえすこと。反転。
※日蓮遺文‐撰時抄(1275)「
大地は反覆すとも
高山は頽落すとも」 〔
漢書‐陸賈伝〕
③
天下・国家などの体制が崩壊すること。くつがえること。また、くつがえすこと。
転覆。
そり‐くつがえ・る ‥くつがへる【反覆】
〘自ラ四〙 後ろへそりかえる。
※枕(10C終)七〇「物もまだいはぬちごの、そりくつかへり、人にもいだかれず泣きたる」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「反覆」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報