精選版 日本国語大辞典 「口切」の意味・読み・例文・類語
くち‐きり【口切】
[1] 〘名〙
① 容器などの口の封を切って初めてあけること。また、そのあけたばかりのもの。くちあけ。くちびらき。
※虎寛本狂言・千鳥(室町末‐近世初)「今度取て来たらば、汝に口切をさせうぞ」
③ 物事をし始めること。てはじめ。かわきり。くちあけ。
④ 取引所などで、売買成立の最初をいう。
[2] 〘副〙 容器などの口までたっぷりと物がはいっているさまを表わす語。
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