口幅たい(読み)クチハバタイ

デジタル大辞泉 「口幅たい」の意味・読み・例文・類語

くち‐はばた・い【口幅たい】

[形]口幅ったい」に同じ。
「―・くてお願いも申されねば」〈一葉・花ごもり〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「口幅たい」の意味・読み・例文・類語

くちはばっ‐た・い【口幅たい】

〘形口〙 身のほども考えないで大きなことを言うさまである。言うことが、えらそうに感じられるさまである。くちはばたい。
歌舞伎八幡祭小望月賑縮屋新助)(1860)四幕「よく口幅ったくなく情人(いろ)だなどと」

くちはば‐た・い【口幅たい】

※花ごもり(1894)〈樋口一葉〉七「お預かり申たしとは口巾(クチハバ)たくてお願ひも申されねばと」

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