古代都市ポロンナルワ(読み)こだいとしポロンナルワ

世界遺産詳解 「古代都市ポロンナルワ」の解説

こだいとしポロンナルワ【古代都市ポロンナルワ】

1982年に登録された世界遺産(文化遺産)。スリランカ中部の古都で、11~13世紀までスリランカ(シンハラ朝)の首都であった都市である。町は城壁で囲まれた城塞都市で、灌漑用貯水池が建設された。当時の貯水池が現在でも残っている。また、パラークラマバーフ1世が12世紀後半に築いた庭園都市、ウェジャヤンタパーサーダ宮殿、ダラダーマルワ寺院(仏堂トゥパラーマ、円形仏堂ワタダーゲー、仏塔サットマハル・プラサーダ、仏歯堂ハタダーゲー)などの仏教遺跡がある。また、ポロンナルワ北方のガル・ヴィハーラには岩丘に彫られた3体の釈迦像(立像、坐像、涅槃像)や釈迦の第一の弟子アーナンダの像がある。◇英名はAncient City of Polonnaruwa

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android