古座川町(読み)こざがわちよう

日本歴史地名大系 「古座川町」の解説

古座川町
こざがわちよう

面積:二九三・七六平方キロ

東牟婁郡の西南部、古座川とその支流域を占め、東は那智勝浦なちかつうら町、東南は古座町、北は本宮ほんぐう熊野川くまのがわの両町、西から南にかけて西牟婁郡大塔おおとう村と日置川ひきがわすさみ串本くしもとの各町にそれぞれ接し、県下最大の行政区域をもつ。町北端の大塔山に発する古座川が町西部を南流し、西南部で三尾みと川を合して東流、川・池野山いけのやま川などを合せて熊野灘に注ぐ。総面積の九割強が山林で、杉・檜・松などの紀州材の主産地となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古座川町」の意味・わかりやすい解説

古座川〔町〕
こざがわ

和歌山県南部,古座川上・中流域を占める町。1956年高池町と明神村三尾川村小川村,七川村の 4村が合体。町域の大部分山地で,林業が行なわれる。古くは製炭業も行なわれ,中心集落の高池に廻船問屋もあった。古座峡景勝地があり,高池の虫喰岩と古座川の一枚岩はともに国指定天然記念物。中流部の七川ダムの湖岸に湯ノ花温泉がある。古座川およびその支流の流域一帯は古座川県立自然公園に属する。町域の西部を国道371号線が縦貫する。面積 294.23km2(境界未定)。人口 2480(2020)。

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