精選版 日本国語大辞典 「古言・古語」の意味・読み・例文・類語
ふる‐こと【古言・古語】
〘名〙 (後世は「ふるごと」とも)
※書紀(720)敏達一〇年閏二月(北野本訓)「子々孫々〈古語(フルコト)に云はく、生児八十綿連(うみのこのやそつつき)という〉」
② 古い言い伝え。古伝承。
※水戸本丙日本紀私記(1678)神武「古語〈不留古止(フルコト)〉」
③ 昔の人の作った詩歌。古歌。
④ 昔からある物語書。古くからある史書。
⑤ 昔の事を話すこと。思い出話をすること。また、その話。
※源氏(1001‐14頃)朝顔「例の、御物語きこえ給ふに、ふることどもの、そこはかとなき、うちはじめ、聞えつくし給へど」
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