古言(読み)こげん

精選版 日本国語大辞典 「古言」の意味・読み・例文・類語

こ‐げん【古言】

〘名〙
① 昔のことば。古い言語古語
読本春雨物語(1808)海賊釈名によりて、題のこころを助くるとも、古言にたがふ罪、国ぶりの歌にも文にも見ゆるすまじきを」
古人の言ったことば。古くからの名言。〔東雅(1717)〕〔春秋左伝注‐昭公一二年〕

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デジタル大辞泉 「古言」の意味・読み・例文・類語

ふる‐こと【古言】

後世は「ふるごと」とも》
昔の言葉。古語。また、古伝承。
「―に云はく、生児八十綿連うみのこのやそつつきといふ」〈敏達紀〉
昔の詩歌古歌
「同じ―と言ひながら、知らぬ人やはある」〈・一四三〉
昔の物語
「かかる―の中に、まろがやうに、実法なる痴者しれものの物語はありや」〈・蛍〉
昔の話をすること。また、その話。思い出話
「―どもの、そこはかとなき」〈朝顔

こ‐げん【古言】

古代の人が用いた言語。古い言葉。
昔の人の言った言葉。古くからの名言。

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普及版 字通 「古言」の読み・字形・画数・意味

【古言】こげん

古人の語。〔墨子、非儒下〕儒は曰く、君子には必ず古古言あり、然る後仁なりと。

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