古野電気(読み)ふるのでんき(英語表記)FURUNO ELECTRIC CO., LTD.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古野電気」の意味・わかりやすい解説

古野電気
ふるのでんき
FURUNO ELECTRIC CO., LTD.

魚群探知機パイオニアとして知られる船舶用電子機器メーカー。1938年長崎県口之津町にて創業の船舶電気工事業,古野電気商会を前身とする。1948年世界初の魚群探知機の開発・実用化に成功,製造・販売のために古野電気工業所を設立。1951年登記上の設立。1952年漁業用無線機を開発。1955年古野電気を設立し,古野電気工業所の事業を継承。1959年船舶用レーダ,1967年サーチライトソナーなどを相次いで開発・発売し,社業の基礎を固めた。1970年代以降もスキャニングソナー,衛星航法システム,海事衛星通信装置,気象衛星受画装置など独自技術によって開発した製品は海外でも高い評価を得ている。陸上用機器,医療機器の分野にも展開。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「古野電気」の解説

古野電気

正式社名「古野電気株式会社」。英文社名「FURUNO ELECTRIC CO., LTD.」。電気機器製造業。昭和30年(1955)設立。本社は兵庫県西宮市芦原町。船舶用・産業用電子機器製造会社。魚群探知機の草分けでシェアトップクラス。ほかに無線データ伝送システム・臨床検査用自動分析装置など。東京証券取引所第1部上場。証券コード6814。

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