召状(読み)めしじょう

精選版 日本国語大辞典 「召状」の意味・読み・例文・類語

めし‐じょう ‥ジャウ【召状】

〘名〙
※三体詩素隠抄(1622)二「いくたびか、首を、めぐらして、故郷の、帝京を、のぞみたれども、召し状に、あづからざれば、いまだ、帰事を得ぬぞ」
※簡礼記(室町)「召状の事訟目安時奉行対充所路次の遠近を勘へ何月何日前可到着者也、若及遅参は不理非、越度可仰付とも可申付とも書出す状也、是を召文とも召符とも云」

しょう‐じょう セウジャウ【召状】

〘名〙 おおやけから人を召し出すための書状召喚状。めしぶみ。めしじょう。

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デジタル大辞泉 「召状」の意味・読み・例文・類語

めし‐じょう〔‐ジヤウ〕【召状】

召文めしぶみ」に同じ。

しょう‐じょう〔セウジヤウ〕【召状】

人を召し出す書状。めしぶみ。めしじょう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の召状の言及

【召文】より

…召状(めしじよう),召符(めしふ)ともいう。日本中世の古文書の一様式。…

※「召状」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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