右前(読み)ミギマエ

デジタル大辞泉 「右前」の意味・読み・例文・類語

みぎ‐まえ〔‐まへ〕【右前】

左のおくみを上に出して和服を着ること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「右前」の意味・読み・例文・類語

みぎ‐まえ ‥まへ【右前】

〘名〙 衣服の左の衽(おくみ)を右の衽の上に重ねて着ること。和服の場合の通常の着方。
※改正増補和英語林集成(1886)「Migi-mae ミギマヘ」

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世界大百科事典(旧版)内の右前の言及

【襟∥衿】より

…日本の衣服は襟ぐりの形によって,丸首型を盤領(あげくび),交差型を垂領(たりくび)と称したが,中国や朝鮮ではさらに細かく分けて,曲領,直領,円領,団領,交領,対領などの区別がある。垂領の襟はV字状に交差させ打ち合わせるが,自分からみて左の衽(おくみ)を右の上に重ねる着方を右衽(うじん)(右前ともいう。右手側に衽がくる),その逆を左衽(さじん)(左前)という。…

※「右前」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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