右腕(読み)みぎうで

精選版 日本国語大辞典 「右腕」の意味・読み・例文・類語

みぎ‐うで【右腕】

〘名〙
① 右の方の腕。
江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲六下主治医は遅蒔ながら手術を思ひ立って肩の附根から右腕(ミギウデ)を切離した」
② ある人のいちばん信頼している有能な部下
セルロイドの塔(1959)〈三浦朱門〉六「戦前は、父の右腕で副校長というのをやってたから」

う‐わん【右腕】

〘名〙
① 右のうで。⇔左腕
※江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉五「寺内元帥の右腕(ウワン)此時にダラリとぶら下がったのである」
② 右ききであること。「右腕投手」⇔左腕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「右腕」の意味・読み・例文・類語

みぎ‐うで【右腕】

右がわの腕。うわん
最も信用し、頼みにしている部下。「社長右腕と頼む人」
[類語]懐刀腹心手足

う‐わん【右腕】

右のうで。みぎうで。⇔左腕
野球で、右投げの投手。右腕投手。

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