合せ砥(読み)アワセド

デジタル大辞泉 「合せ砥」の意味・読み・例文・類語

あわせ‐ど〔あはせ‐〕【合(わ)せ×砥】

粗研ぎのあとの仕上げに使う、質が密で硬い砥石といし
砥石凹凸をならしたり、表面に付着したあぶらを取ったりするのに使う粘板岩の小さな石。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の合せ砥の言及

【といし(砥石)】より

…仕上げ砥は,中砥研ぎをした刃面を,といしによる条痕が見えなくなって鏡面のように光る程度に仕上げるためのもので,砥粒の細かい硬いといし,主としてケイ質粘板岩が用いられる。合せ砥とも呼ばれ,本山砥(京都府産)が有名である。名倉砥(愛知県設楽町産)は砥粒が微細であり,仕上げ砥の表面の修正に使われる。…

※「合せ砥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android