合邦(読み)ガッポウ

デジタル大辞泉 「合邦」の意味・読み・例文・類語

がっ‐ぽう〔‐パウ〕【合邦】

[名](スル) 国家を合併すること。また、合併してできた国。
「国乱内変に因て―或は分裂し」〈津田真道訳・泰西国法論
浄瑠璃摂州合邦辻せっしゅうがっぽうがつじ」の通称。また、その登場人物名。

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精選版 日本国語大辞典 「合邦」の意味・読み・例文・類語

がっ‐ぽう ‥パウ【合邦】

〘名〙
① 二つ以上の国家を合わせて一つにすること。
※泰西国法論(1868)〈津田真道訳〉三「国乱内変に因て合邦或は分裂し」
連邦
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一二「不列顛(ブリティン)合邦の中、田地開墾するもの」

がっぽう ガッパウ【合邦】

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百科事典マイペディア 「合邦」の意味・わかりやすい解説

合邦【がっぽう】

菅専助若竹笛躬(ふえみ)作の浄瑠璃《摂州合邦辻》の通称。1773年初演。近年は歌舞伎でもよく上演される。謡曲弱法師(よろぼし)》,説経節愛護若(あいごわか)》に取材。合邦道心の娘で高安家の後妻になった玉手御前が,継子俊徳丸悪人の手から守るため,わざと恋をしかけるという異色作。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「合邦」の解説

合邦
(通称)
がっぽう

歌舞伎・浄瑠璃の外題
元の外題
忠孝誉二街 など
初演
寛政4.9(大坂・浅尾奥次郎座)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「合邦」の意味・わかりやすい解説

合邦
がっぽう

摂州合邦辻

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「合邦」の意味・わかりやすい解説

合邦
がっぽう

摂州合邦辻」のページをご覧ください。

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