合音(読み)ごうおん

精選版 日本国語大辞典 「合音」の意味・読み・例文・類語

ごう‐おん ガフ‥【合音】

〘名〙
字音仮字用格(1776)「あ行のう、わ行のうと同字なるも共に合音なる故なり」
江戸時代韻学で、五十音図のア段を開音というのに対し、イウエオの四段をいう。〔音曲玉淵集(1727)〕
④ 「けつごうおん(結合音)」の略。〔物理学術語和英仏独対訳字書(1888)〕

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デジタル大辞泉 「合音」の意味・読み・例文・類語

ごう‐おん〔ガフ‐〕【合音】

室町時代日本語で、オウ・コウ・ケウなどが長音化した場合の母音。[oː]で表す。⇔開音かいおん
結合音けつごうおん

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