デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉川多門(1)」の解説 吉川多門(1) よしかわ-たもん ?-? 江戸時代前期の歌舞伎役者。大坂の荒木与次兵衛(よじべえ)座に若女方としてつとめ,貞享(じょうきょう)3年(1686)京都の岡村座の立女方となる。元禄(げんろく)8年花車方(かしゃがた)に転じ,のち宝永元年(1704)江戸の森田座に出演した。その後の活動は不明。小歌の名手としても人気があった。前名は芳川多門。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例