ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「吉田文三郎(2世)」の意味・わかりやすい解説
吉田文三郎(2世)
よしだぶんざぶろう[にせい]
[没]寛政2(1790)
人形遣い。1世吉田文三郎の子。八太郎,文吾,三郎兵衛を経て,宝暦 11 (1761) 年2世を襲名。宝暦~天明年間 (51~89) に竹本座その他で活躍。また作者としても父の名吉田冠子を継ぎ,明和5 (1768) ~同7年には,江戸肥前座で玉泉堂と新作を上演。外記座では福内鬼外の『神霊矢口渡』の作を助けたといわれる。
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