知恵蔵 の解説 吉野ケ里(よしのがり)遺跡 佐賀県神埼郡で見つかった弥生時代の全期間にわたる約40haの大規模遺跡。1986年以来の調査で、一辺12.5mもある掘立柱建物や望楼、400棟もの建物、青銅器工房、長さ40mの墳丘墓、水田跡、三重の環濠、古式の銅鐸なども出土。99年には中国が源流という盛り土の祭壇、「市場か」との見方もある大倉庫群跡、2003年9月には銅剣が刺さった人骨が新たに確認された。魏志倭人伝が伝える30余の小国家の1つらしい。 (天野幸弘 朝日新聞記者 / 今井邦彦 朝日新聞記者 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報