世界大百科事典(旧版)内の同位体分離濃縮の言及
【製錬】より
…塩化物以外のハロゲン化物としてはウランの製錬でフッ化物が使われている。これは,四フッ化ウランUF4が吸湿性が少ないことと,六フッ化ウランUF6の蒸気がウランの同位体分離濃縮(天然ウラン中に0.72%含まれる核分裂物質235Uを主成分238Uと分離する)にとって好都合な物質(UF6の沸点が低く,フッ素は天然には100%19Fである)であることとによる。冶金【増子 昇】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」