同気(読み)どうき

精選版 日本国語大辞典 「同気」の意味・読み・例文・類語

どう‐き【同気】

〘名〙
① 同じ気質。同じ気心のもの。気のあった仲間同類(どうるい)
万葉(8C後)四・六六七・左注「大伴坂上郎女之母石川内命婦与安倍朝臣虫満之母安曇(あづみ)外命婦同居姉妹同気之親焉」
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一二「下流なる人の集会に伍(くみ)するものは、自らそれと化して、同気一体となることを免ざるべきなり」 〔論衡寒温
兄弟、また、同胞(どうほう)
※性霊集‐八(1079)為弟子僧真体設亡妹七々斎并奉入伝燈田願文「悲連枝之半枯。痛同気之一休
太平記(14C後)二九「親にも超てむつまじきは、同気兄弟の愛也」 〔後漢書‐東平王蒼伝〕

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デジタル大辞泉 「同気」の意味・読み・例文・類語

どう‐き【同気】

同じ気質のもの。気の合った仲間。
「―一体となることを」〈中村訳・西国立志編

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普及版 字通 「同気」の読み・字形・画数・意味

【同気】どうき

気象のひとしいもの。〔易、乾、文言伝〕子曰く、同聲相ひ應じ、同氣相ひ求む。~雲はに從ひ、風は虎に從ふ。人作(おこ)りて、物覩(あら)はる。

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