名古屋種(読み)なごやしゅ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「名古屋種」の意味・わかりやすい解説

名古屋種
なごやしゅ

名古屋コーチンといわれる鶏の一品種。 1882年に名古屋産の地鶏と中国産のバフコーチン種とを交配してつくられたもので,羽色は濃い赤褐色,尾が金属光沢のある緑黒色をしている。初めは脚毛が多く特色の一つであったが,改良されて,現在は普通の羽毛となり,名古屋種として品種が確定した。雄は約 3.5kg,雌は約 2.6kg。年間 120~160卵を産み,卵肉兼用の品種である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「名古屋種」の解説

名古屋種

鶏の品種のひとつ愛知県の名古屋地方の在来種と中国産のコーチンを交配して作出された卵肉兼用種の鶏で、日本農林規格の指定在来種。「名古屋コーチン」とも呼ばれる。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android