名残狂言(読み)なごりきょうげん

精選版 日本国語大辞典 「名残狂言」の意味・読み・例文・類語

なごり‐きょうげん ‥キャウゲン【名残狂言】

〘名〙 役者がその地を離れようとする時や引退しようとする時に演じる最後歌舞伎狂言。一一月の顔見世狂言の前に行なうので秋九月が多い。《季・秋》
※歌舞伎・名歌徳三舛玉垣(1801)四立「此秋堺町の芝居で名残り狂言をして仕舞いましたが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「名残狂言」の意味・読み・例文・類語

なごり‐きょうげん〔‐キヤウゲン〕【名残狂言】

御名残狂言おなごりきょうげん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android