君と寝やろか(読み)きみとねやろか

精選版 日本国語大辞典 「君と寝やろか」の意味・読み・例文・類語

きみとねやろか【君と寝やろか】

はやり唄一つ江戸文人通人中島棕隠文吉)の作と伝えられるが疑わしい。「君と寝やろか 五千石とろか なんの五千石 君と寝よ」という歌詞で、宝暦一七五一‐六四)初年頃にうたわれ、さらに天明期(一七八一‐八九)に、旗本藤枝外記と吉原大菱屋の遊女綾衣(あやぎぬ)との心中事件で流行した。

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デジタル大辞泉 「君と寝やろか」の意味・読み・例文・類語

きみとねやろか【君と寝やろか】

江戸時代のはやり唄。文人の中島棕隠なかじまそういんの作といわれ、「君と寝やろか、五千石とろか、何の五千石、君と寝よ」の歌詞で、天明年間(1781~1789)に流行。

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