含玉(読み)がんぎよく

普及版 字通 「含玉」の読み・字形・画数・意味

【含玉】がんぎよく

死者口中に含ませる玉。〔周礼春官、典瑞〕大喪には、玉・含玉・玉を共す。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の含玉の言及

【玉】より

…この食玉の風習も玉の呪力を体内にとりこみ止めるという呪術に由来し,その後に長寿延命を保つ法として受け継がれたと見られる。また,死者の口に含ませる〈含玉〉や手に握らせる〈握〉など副葬の玉器〈葬玉〉,玉片を金糸銀糸で綴って死者に着せた〈金縷(きんる)玉衣〉〈銀縷玉衣〉なども,もとはやはり玉に生成力,再生力をみとめ死者の復活を願ったのが起源であろう。葬玉の風習は六朝以降廃れるが,南中国の一部の地方では近年まで死者の口に翡翠(ひすい)(硬玉)をはませていた。…

※「含玉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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