吸玉(読み)すいだま

精選版 日本国語大辞典 「吸玉」の意味・読み・例文・類語

すい‐だま すひ‥【吸玉】

〘名〙
窮理図解(1868)〈福沢諭吉〉一章「吸玉(スイダマ)にて血を取るもその理合これに同じ」
キセル火皿に残った吸殻。手の平に取って、次の一服に点火するのに用いたりする。
※続百鬼園随筆(1934)〈内田百〉私塾「雁首をぱちっと灰吹きに敲きつける。吸玉が落ちないで、雁首にぶら下がる」

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デジタル大辞泉 「吸玉」の意味・読み・例文・類語

すい‐だま〔すひ‐〕【吸(い)玉】

吸角きゅうかく」に同じ。

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